
2023年6月からスタートし、現在「五大陸走破」(総走行距離約100,000km)プロジェクトを進行中のウルトラランナー・いいのわたるさん。神田さかいやスポーツにてトークイベントが開催され、これまでに走破した北米、南米、オーストラリア三大陸(総距離は約25,000km)での体験を語った。
挑戦中は毎日約60〜70kmを走り、睡眠時間は3〜4時間ほどだという。「現地の人たちとのコミュニケーションや動物との遭遇が楽しい」と話すいいのさん。赤道直下の中米では、同じ距離を走っていても地図上の進み具合が遅く感じられストレスが生じたとか。驚くのは、どの国でもほとんど食あたりをしたことがないという胃腸の丈夫さ。体重など身体の変化は大陸ごとに異なり、北米では1〜2kgの増減、南米でプラスマイナスゼロ、オーストラリアでは肉中心の食生活が影響して体重が増加した。
サポートカーが帯同しているとはいえ、一人で走り続けているため道中のアクシデントは数え切れない。しかし、そうした経験も丸ごと楽しんでいるかのように見える。いいのさん自身の超長距離走への並外れた適応力もあって、旅について語られる言葉はとても軽やかだ。そのため、前人未踏の壮大な挑戦であるにも関わらず、真の難しさ(心身のマネージメントや海外ならではの調整など)を私たち一般人がなかなか掴みきれないもどかさもある。
来年から始まる4番目の大陸、アフリカ縦断はこれまでとは異なる課題があるという。紛争地を避けるため、海からではなく山からスタートするルートを選んだ。アフリカ大陸最高峰のキリマンジャロではFKT(最速踏破記録)を狙う計画も予定している。順調にいけば、2028年6月頃に五大陸走破を達成する見込みだ。
安全面や国際免許証等の事情から、アフリカ大陸では現地ドライバーを手配する必要があり、それらも含めて約1,000万円の費用がかかる見通し。現在、クラウドファンディングを実施している。

■クラウドファンディング
いいのわたる前人未踏の五大陸走破
TRANS ATLAS RUNNING 【第4章】アフリカ大陸編
https://kibidango.com/projects/2961


