『山物語を紡ぐ人びと』vol.38〜西村広和 / ランナーとしての第二章をはじめたい

昨年末、伊豆トレイルジャーニーで2度目の優勝を果たした西村広和。実は2022年夏から続く故障と怪我で、かつてない不安を抱えていた。とりわけ昨年9月、信越五岳トレイルランニングレース序盤でのリタイアは大きなショックだった。ずっと「楽しく走ることで結果がついてきた」が、いよいよ自分の身体、トレイルランとの向き合い方を変えるべきなのか、それとも、このままでいいのか。「第二章をはじめたい」と西村は願う。

『山物語を紡ぐ人びと』vol.37〜西岡修平さん(milestoneディレクター)/ いつの時代も行く先を照らし出すランプメーカーとして

ここ数年、トレイルランシーンでひときわ存在感を高めているヘッドランプメーカー「milestone(マイルストーン)」。電球色の温かな光が特徴のマイルストーンがトレイルランシーンで最初に話題を集めたのはおそらく、2019年…

『山物語を紡ぐ人びと』vol.36〜 新生イーストウインドへの転換期。キャプテンを離れた田中正人が本気で目指すもの

日本初のプロアドベンチャーレースチーム「イーストウインド」は1996年に誕生した。もう27年にもなる息の長いチームだ。 アドベンチャーレースは壮大な自然のなか、4人一組(または3人一組)で協力し合いながら数日かけてゴール…

『山物語を紡ぐ人びと』vol.34〜 祝・創業から丸12年のATC Store。UTMF開催地・富士宮でトレイルランショップを続けるということ / オーナー芦川雅哉さん

静岡県・富士宮市のアウトドアショップ「ATC Store」は2022年5月で創業から丸12年を迎えた。なぜ“12周年”という少しだけ半端に思える周年記念を伝える記事になってしまったかというと、10周年記念で取材する約束が…

『山物語を紡ぐ人びと』vol.33 〜「負けるために走った」勝てなくても逃げないという望月将悟の答え

日本で最も過酷といわれる山岳レース「トランス・ジャパンアルプス・レース(TJAR)」に2010年の初出場で初優勝した望月将悟。その後、4連覇達成、大会記録の樹立、水以外の補給を行わない「無補給」での完走を成し遂げ、長年 …

『山物語を紡ぐ人びと』vol.32
望月将悟「さあ、これから何が起こるんだろうね」TJAR卒業から4年。再び、あのスタートラインへ

すべてやり切ったはずの2018年TJAR 富山県魚津の海から静岡県の大浜海岸まで、衣食住を背負い、サポートなしで415kmを8日間以内に踏破する『トランス・ジャパンアルプス・レース(TJAR)』。日本一過酷といわれるこの…

『山物語を紡ぐ人びと』vol.31
バーティカルの女王・吉住友里〜 富士吉田移住とマネージャーの支えから生まれた「心の余裕」

国内外のレースで数々の優勝を成し遂げてきた“バーティカルの女王”  吉住友里さん。2021年は3ヶ月間欧州に滞在し、スイス、イタリア、フランス、ポルトガル、スペインの5カ国で11レースに出場。シリーズ…

山物語を紡ぐ人びとvol.29〜上田瑠偉さん #02「 佐久長聖高校で培ったメンタル」

朋友・両角駿さんが語る佐久長聖時代 今年10月、イタリアで開催された『スカイランナーワールドシリーズ』の最終戦で優勝し、日本人で初めてスカイランニング世界チャンピオンに輝いた上田瑠偉。現在26歳の上田の強さは、何によって…

山物語を紡ぐ人びとvol.29〜 上田瑠偉さん(山岳ランナー) #01「故郷大町。親子で大会をつくるということ」

明日の大会に向けて家族総出で準備。左から母・あずささん、妹・桃子さん、上田瑠偉、妻・美帆さん、父・智夫さん   長野県大町市。北アルプスの山々に囲まれたこの地で、上田瑠偉は子ども時代の多くを過ごした。 「故郷の…