映像監督を務めたパタゴニアフィルム『共生のために走る』が完成。2月25日から先行上映イベント “Run to フィルムツアー” がスタート。3月9日からは一般公開も

姿を消したイヌワシを呼び戻すためのトレイル整備
「南三陸イヌワシ火防線プロジェクト」を追ったフィルム

宮城県南三陸町のシンボルバードであるイヌワシ。そのイヌワシが2011年東日本大震災以降、町の空から姿を消してしまった。かつてイヌワシの餌狩り場だった火防線をトレイルとして切り拓き、イヌワシの生息できる環境を取り戻そうというのが「南三陸イヌワシ火防線プロジェクト」だ。現在進行形のこのプロジェクトを、より広くしってもらおうと今回のフィルムが制作された。

プロジェクトを立ち上げたのは、地元の鈴木卓也さん(南三陸地域イヌワシ生息環境再生プロジェクト協議会 会長)と、この地で長年林業を営んできた株式会社佐久12代目の佐藤太一さん。プロジェクトに賛同したトレイルランナー石川弘樹さんやパタゴニア日本支社の有志たちは、2015年から毎年、南三陸に通ってトレイル整備を続けてきた。

2023年3月9日の一般公開に先駆け、2月25日から先行上映ツアー”Run to フィルムツアー” がスタート。石川弘樹さんが全国9箇所を巡る。


■『共生のために走る』予告編
https://www.patagonia.jp/stories/run-to-find-balance/video-132315.html