イヌワシを呼び戻すための
「南三陸イヌワシ火防線プロジェクト」7年目の記録
宮城県南三陸町のシンボルバードであるイヌワシ。そのイヌワシが2011年東日本大震災以降、町の空から姿を消した。かつてイヌワシの餌狩り場だった60kmに渡る火防線を再び切り拓き、イヌワシの生息できる環境を取り戻すための活動「南三陸イヌワシ火防線プロジェクト」が進められている。
2015年からスタートしたこのプロジェクトの2022年現在を描いたのが本作品だ。
地元の鈴木卓也(南三陸地域イヌワシ生息環境再生プロジェクト協議会 会長)と、この地で長年林業を営んできた佐藤太一(株式会社佐久12代目)の発案に賛同したトレイルランナー石川弘樹やパタゴニア日本支社の有志たちは全線開通を目指し、その先の利活用も視野に入れている。山の道が復活すれば、将来、津波災害が起こったときの非難ルートにもなりうる。
石川たちはプロジェクトをより広く知ってもらうため、親しいトレイルランナーを全国から南三陸に招いた。彼らは切り拓かれた火防線を走り、何を感じたのか。
2022年初頭から撮影し、約1年かけて制作した同作品。トレイルランナーやハイカーなど、自然に親しむすべての方々にぜひ観ていただきたい。
■パタゴニア公式サイト
https://www.patagonia.jp/stories/run-to-find-balance/video-132315.html
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