ウルトラトレイルレースのためのパック『RUSH UT』

ウルトラトレイルレースのためのパック『RUSH UT』

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2018年3月に発売された『RUSH UT』。

ハイクやキャンプ、トレイルランのギアを手がけるパーゴワークスが、ウルトラディスタンスのトレイルランレースに向けて開発した10Lのパックだ。

国内工場で生産し、一度につくれる数が多くないこともあって、3月に店頭に並んだ初回分の販売では、「100マイルあるいは100k以上のレースに参加するランナー」という条件を設けていた。

その後、2回目、3回目と販売が重ねられて、そろそろ手に取るランナーも増えてきたが、限られた店舗での対面販売のみとあって、まだ実物を見たことがない方も多いと思う。

気になるパックの秘密を覗きに、東京・国分寺にあるオフィスを訪ねた。

 

ブランド史上最多!?  27個の試作品

「こんにちは」とドアを開けると、デザイナーの斎藤徹さんが、いつものようにニコニコしながら出迎えてくださった。「ごめんごめん、取材日、うっかり来週かと思ってました!」。

これまでも何度か会社にお邪魔したことがあるが、その度に部屋のレイアウトが違っているパーゴワークスのオフィス。「ギアだけじゃなくて、空間も自在に使いこなしてしまうのだなぁ」といつも感心してしまう。

「もうすぐ新しいスタッフを迎えるから」と斎藤さんは教えてくれた。 

忙しい最中の訪問を申し訳なく思っていると、スタッフの皆さんがあっという間に取材のためのスペースをつくってくださった。(ありがとうございます) 

そんな感じで、ゆるやかに始まったインタビュー。

実は新しいパックについては、生産管理に携わる新藤敦子さんから「ボスが泣きながらつくっているんですよ(笑)」と冗談まじりに聞いていた。 

「今回は本当に苦労しました」と斎藤さんも笑う。「でもやりきりましたよ」と嬉しそうだ。

_H8R0912パーゴワークスのデザイナー斎藤徹さん(左)と、生産管理や海外交渉を担当する新藤敦子さん(右)。

心血を注いでつくった『RUSH UT』。まずは全容から。
モデルは、この春に入社した桜井貴教さんが担当してくださった。

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一見して特徴的なのは、パック全体の重心の高さだ。

軽量化を追求したハリ感のある素材(Xパック)、ほぼ黒一色に統一されたボディカラーの右肩にパーゴワークスのアイコンである手裏剣が見える。メインの荷室の開閉は縦ファスナー。

トレイルランナーにとってのパーゴワークスといえば、2014年にリリースされた『RUSH7』や『RUSH12』が馴染み深いだろう。

伸縮素材のライクラをボディに採用し、日本人の体型に合わせた背負い心地のよいパックは、登場から約3年半が経ち、いまや全国各地のレースでたくさんの愛用者を見かける。

この間には、細部をブラッシュアップしたり、カラーを増やしたり、スピードレースや旅先でのランをイメージした『RUSH AIR』を展開したりした。

  

UTMBの表彰台に乗るパックをつくりたい

そうした背景のなか生まれたのが、今回の『RUSH UT』。どんな想いが込められているのか。

———そもそも、なぜこのパックをつくろうと思ったのですか?

斎藤:2016年夏に仲間の応援とリサーチを兼ねて、UTMB(フランス・モンブランを舞台に繰り広げられる大規模なトレイルランレース)に行ったんです。その時の印象が本当にすごかった。リゾート地シャモニーは美しい街で、集まっている人たちみんなが大会をお祭りとして楽しんでいる。その雰囲気に感動してしまって。

 厳しいレースの世界で鍛えられた選手たちは騎士のような空気を纏っていて、持っている道具もものすごく格好よく映ったんですね。それを見て「この世界にフィットするものをつくりたい!」と強く思ったのがきっかけです。

 自分が走ることは出来なくても、パックだけなら表彰台にだって上れるんじゃないか。そう思いながら、帰りの飛行機ではもうイメージができていました。

———飛行機で想い描いたイメージは、現在の形に近かったのでしょうか?

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斎藤:全然違いましたね。そのとき考えたのは、現行のRUSHのデザインからは一度離れようということ。RUSH7やRUSH12は、エントリーユーザーやファンランナーに向けてデザインしたものですから、それとは違うベクトル=競技の世界のパックをつくろうと考えました。

 まっさらな状態からスタートして、最初に手をつけたのは「中に何をいれるか」ということ。アンケートシートをつくって、日頃お世話になっているショップの人たちにヒアリングしました。

——どんな結果が?

斎藤:これまでのRUSHとは求められているものが違いました。既存のRUSHは非常にシンプルなつくりですけれど、より細かなリクエストが出てきたんです。とくに収納に関して。

 次は、浮かび上がってきたニーズをデザインに組み込む作業。頭の中にあるイメージをどんどんスケッチに落とし込んでいきます。そこから立体化していくわけですが、今回はこの作業がとにかく長かった。

 

デザイン段階では、アイデアの幅が必要

———どんな紆余曲折があったのでしょう。

斎藤:ベスト型にすることは決めていました。走りながら収納に無理なく手が届くことを目指していましたから、フロントとサイドのポケットがしっかりしたパックになることは見えていたんです。

 容量はざっくり5〜10Lくらい。それでも、これまでにないくらい紆余曲折がありましたね。

_H8R0767試作品のベスト部分。

                                 
ーーー斎藤さんにとって、そのプロセスは不可欠だったということですよね。

斎藤:そうです。僕はデザインでは、まずアイデアの幅を持たせることが大事だと思っています。「俺のスタイルはこれしかない」と一直線で突き進むのも格好いいけれど、それだけではいいデザインは出来ないと思っているから。 
 A〜E案くらいまでデザインを出して、絞り込む作業を意識的に行いました。途中段階では、背面の荷室がベストから取り外せるデタッチャブルのデザインもありました。形や機能について、それくらいまで幅を持たせたわけです。

 とにかく新しいことをやろうという気持ちが強かったので、2017年2月に、ドイツ・ミュンヘンで開催されているISPOというアウトドア展示会に行って素材探しもしました。

———パックの特徴について、具体的に教えていただけますか。

斎藤:まずは重心の高さとフィッティングのよさ。この2つにはかなりの開発時間をかけました。それからポケットの位置と大きさです。機能をいかにシンプルにまとめるかに苦心しました。

 前ポケットにはソフトフラスコやジェルが入ります。これまでのRUSHよりも胸ポケットの位置を高くして、横を向いたらすぐにフラスコの水が飲めるようにしています。たとえば、底が硬いフラスコボトルは胸ポケットに入れにくい。あと、ふとソフトフラスコは中身が減ってくると飲み口が落ち込みやすい。それらを解消しつつ、走りながらの使いやすさも考えました。

———細部への配慮がユーザー目線ですね。

斎藤:そうです。ジェルは片方のポケットに5〜6本入るようにしています。脇にあるゆるめのサイドポケットはダスト用で、ジェルの切り口や補給食のパッケージなんかを手もとを見ないで入れられ、エイドで捨てやすいような位置に配置しました。

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上)フロント下部のポケットはコードロックで調節でき、ジェルが5〜6本入る。中)ファスナー付きのサイドポケットにはiPhone8 Plusも収納可能。下)肩の部分がベロクロ仕様で、フィットが微調整できる。

斎藤:脇のファスナー付きポケットはスマホなど落ちたら困るもの。iPhone8 Plusも入る大きさにしています。ほかに、ザックのトップ部分にもポケットを配置しました。頻繁に出さないもの、たとえばヘッドランプなどを想定しています。慣れてしまえば、背負ったままでもアクセスできます。ライトなど重いものを上に入れることで、重心バランスも崩れにくくなります。

———確かに背負ったままでも届きますね。ストックもつけられますか?

斎藤:使い方に応じて、4パターンの取付け方ができます。

 

とことん追求したフィット感

———今回のお話はユーザーであるトレイルランナーはもちろんのこと、幅広い方々に読んでいただきたいと思っています。そこで、ものづくりの基本的なことも伺わせてください。アンケートをもとにコンセプトを明確にした後、パーツとしてはどこから立体化していったのでしょうか? 

斎藤:まずはベストとして、もっともよい形を探りました。どうしたらフィッティングが向上するかということですね。

———どんなベストが到達点だったのでしょう?

_H8R0786斎藤:腕振りに影響しないか、揺れないかといった点を考えて、背面の幅を決めました。苦労したのはフィッティングの部分。他社のベスト型では体と擦れる箇所があるなど、開発に協力してくれていたランナーたちから意見をもらっていましたので。

———次に着手したのはどこですか。

斎藤:手の届く場所、前身頃のポケットからデザインしました。その途中段階で出てきたアイデアが、先ほどお話した、背面の荷室が取り外せるバージョンでした。エイドなどで物を取り出すとき、ベロクロで取り付けた背部の荷室に簡単にアクセスできるというデタッチャブル型です。

———試作品を見せていただきましたが、とても斬新なデザインで、あれがこの『RUSH UT』に繋がったとは、ちょっと想像できませんでした。

斎藤:デタッチャブルのアイデアは、かつて釣りのパックをつくっていた時に生まれたものです。昨年秋の段階では、かなりの完成型まで近づいていたのですが、結果として採用しなかったのは、ウルトラディスタンスのレースでは、そこまで求められていないと感じたから。

 試作品を試してもらったランナーからも、「えっ、このデザイン止めてしまうの?」と言われました。でも、変化球ではなく直球で勝負したいという想いがあったんです。

———張り感のある素材に決めたのは?

斎藤:それは比較的、早い段階から決めていました。「振動くん」で試したとき、背面がしっかりしている素材の方が揺れが少なかったからです。背面の生地が柔らかすぎると、パッキングが難しくなることも理由のひとつです。

———えーと、すみません。「振動くん」って何ですか?

 

開発を陰で支えた秘密兵器「振動くん」とは?

斎藤:今回、開発のための開発もしたんですよ。それが「振動くん」。

 トレイルランパックの揺れをどうしたら無くせるか。実際に走って揺れを体感することは出来るけれど、それだけでは客観視できないので、動くトルソーをつくりました。台座の上にトルソーを乗せ、モーターでランニングのペースと動きを再現するというもの。ミシンのモーターと自転車のパーツを組み合わせてつくりました。

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_H8R0672左)自作した秘密兵器「振動くん」。 右)取材時はすでに解体されていて、これはその一部。 下)テスト用のパックもつくった。

 

———徹底して揺れを解析したわけですね。

斎藤:なかなか出来がよかったので、商品化して他のアウトドアメーカーにも売ろうかと思ったくらい(笑)。ここまでやっているメーカーはないと思います。「振動くん」以外にも、携帯に入っているモーションセンサーをパックにつけて動きを数値化したりしました。テスト用のパックもつくったんですよ。

——少し伺いにくいことなのですが、ライバルはどんなメーカーをイメージしていたのでしょう。

斎藤:世界規模の一流メーカーですね。そうした大手ブランドのパックと、東京の国分寺のオフィスで開発されたパックが同等に扱われて、どちらにしようかと悩んでもらえるような対象になること、それが目標です。

 

 

RUSHファミリーの顔つきも忘れずに

———どんなユーザー像を想定していましたか?ウルトラディスタンスにチャレンジするランナーといっても、幅広いと思うのですが。

斎藤:一言でいえば、これまでのRUSHを卒業した人ですね。その一方で、RUSHファミリーとしての落とし込みも大事にしています。

———それはどんなところでしょう?

斎藤:体との一体感と立体的な形です。背負ったときにフォルムが体にかぶさる感じ。そこが、RUSHのデザインのアイデンティティだと思っています。あと縦ジッパーもアイコンですかね。

———こうして試作品を並べてみると、圧巻ですね。

斎藤:あらためて並べてみると、つくりすぎだね(笑)。ここまでこだわる理由はいくつかあるんです。いちばんはユーザーの使い勝手のよさですけれど、一品ものではないので、定番商品として成り立つかどうか、素材の手配のしやすさや耐久性、修理のしやすさまで考えています。

 そこまで考えるのは、メーカーである自分たちに全部跳ね返ってくることだから。あまりに突飛なことをやると工場は苦労するし、生産管理も修理も苦労する。それは本位じゃないので、素材やパーツを最適化する作業に苦心しました。

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_H8R0955上)「さすがに多いな」と斎藤さん。下)RUSH UTの型紙。企業秘密です。

 

———ボディの生地は最近ULシーンでよく使われているXパックですね。

斎藤:Xパック30デニールです。軽量で強いのが特徴です。

 

発売3ヶ月前。ITJでランナーにアンケートしてみたら…

———発売の三ヶ月ほど前、2017年12月に開催された『IZUトレイルジャーニー(ITJ)』では、特設ブースを展開していました。

斎藤:80名ほどのランナーにその場で背負ってもらい、アンケートに答えてもらいました。そこで修正項目が35個くらい出てきたんですよ! ランナーの皆さんがポケットに対してこだわりが強いことが、あらためてわかりました。

 体型によっては、サイドポケットに腕が届かない人がいたりして(笑)。そういうのを目の前で見てしまうと「くそーっ、あの人にでも届くようにしてやるぞ」と燃えちゃうんですよね、僕は(笑)。ここから、かなりブラッシュアップしました。

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ITJでランナーに記入してもらったアンケート用紙。

 

———ITJで見えてきた課題を具体的に教えてください。

斎藤:たとえばフロントポケットなら、上にものを入れると下に入らなくなるとか、フラスコの容量が減ってきたときの使い勝手の善し悪しとか。スマホが入るファスナー付きのサイドポケットも、片手でも開閉しやすいように芯材になるナイロンを内側に縫い付けたり。

———かなり細かい部分調整ですね。 

斎藤:いちばん大きな改善ポイントは、ポケットの入り口です。最初はゴムだったんですけれど、アクセスや荷物のホールド感の向上を考えて、調整式に変更しました。

 僕は、ポケットの入り口がギャザーになるのが嫌いなんです。コードロックも、いいものはないかとさんざん探して、新藤が見つけてきてくれました。

新藤:わたし、パーツおたくなんです(笑)。

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_H8R0879上)コードロックなどのパーツも世界中から取り寄せた。下)びっしりと書き込まれた仕様書。細かな修正が重ねられていることがわかる。

 

———今回は、国内生産も特徴のひとつかと思います。メイドインジャパンを意識したのでしょうか?

斎藤:これまでの生産体制は、主にベトナムと中国でした。海外の場合、生産スケジュールの関係で半年前にはオーダーを入れないといけないんですね。「この時期にこれくらいの量の生産をお願いしたい」と事前に予約するわけです。そのため、ショップへの納品も半年以上かかります。あと海外工場は生産ロットも500個からだったりと多い。

 そういった生産プロセスだと、今回のようなニッチな商品は難しいんですね。あとから出てきた細かな調整箇所に海外工場では対応できない。それで、一年かけて新しい工場を探しました。

——ブランドにとって、いくつものチャレンジがあったわけですね。

斎藤:パーゴワークスを立ち上げた時から、少ないロットで“濃い製品”をつくりたいなという想いがありました。今回はとてもヘビーだったけれど、100マイルを走る人たちだって、日々体を追い込んでトレーニングしているわけです。それに比べたら僕らは楽。基本は好きでやっているわけですしね。

—–制作プロセスを伺うと、よりよいデザインを目指して、粘り強くつくっておられるのがわかります。

斎藤:こうしたらいいんじゃないかと、何度も思いついてしまうんですよね。このタイミングでそれをやったら、みんなに迷惑かけるなとか、自分が追い込まれるなとか。ずっとそのせめぎ合いでした。でも、やりきりましたよ(笑)。

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———今回は販売方法も独特です。

斎藤:そうですね。売り方もチャレンジングでした。まずは全国6店舗のトレイルラン専門店に限定して、体験予約会を行いました。

 初回のロットだけ、予約条件も設けました。これも悩んだのですが、最終的には「100kmもしくは100マイル以上のレースに既にエントリーしている人」としました。一度にたくさんつくれないから、すぐにでも必要な人にまず届くようにしたかったんです。二回分の販売からは、条件なしで買えるようにしています。

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5月の阿蘇ラウンドトレイルでも愛用者が目立った。
Photo:Sho Fujimaki(協力:阿蘇ラウンドトレイル実行委員会)

 

僕らの仕事は「プロダクトコミュニケーション」

ーーー初のプロモーション映像も制作されて。

斎藤:友人のランナーに出演してもらいました。こんな感じで背負ってほしいという空気感、イメージだけ伝わるようにして、あとは店頭で手にとってもらえればと。このPRもチャレンジでしたね。

UTムービー3UTムービー1『RUSH UT』プロモーションムービーより。

 
ーーーどういった点が?

斎藤:ネット社会が進んだいま、お店とユーザーとメーカーの繋がり方が難しくなっています。お店で商品を見て、ネットショップで買う人も増えています。

 市場のスピードも加速していて、トレイルランはその傾向がすごく強い。消費されるのが早いなと感じています。

 これまでのRUSHシリーズも、発売以降、動くのが予想より早かった。そのスピード感に正直、怖さも感じました。もっとじっくり売りたい。最大瞬間風速を出して、その後は凪みたいな売れ方は、僕らにとってもお店にとってもよいことではないですから。

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ーーーそこをどう変えていけるか、ということですね。

斎藤:お店とお客さんがちゃんと繋がっていく必要がある。経験豊富なショップの人たちは、ネットでは伝えられないことまでお客さんに伝えられるわけですから。

 そのためにメーカーには何ができるかと考えたんです。今回のPRは「お店で手にとって購入して」というメッセージでもあるわけです。六甲のスカイハイマウンテンワークスの北野拓也さんのアイデアもヒントになりました。「ネットでググっても、詳細が出てこないようにしたらいいんじゃない?」と。そうすれば、お店に行って実物を見ますから。 

 一方で、課題も残りました。本当に欲しいと思ってくれているランナーでも、実店舗のないエリアでは手に取れない。もう少し取り扱い店舗を増やそうかなとは思っています。あくまでユーザー本位です。本当に使ってもらいたいと思っているから。

———思い入れのある製品だけに、これまでと違うアプローチをしたわけですね。

斎藤:僕らは自分たちの仕事を「プロダクトコミュニケーション」と呼んでいるんです。いいプロダクトがコミュニケーションを生み出すと思っている。プロダクトを通して、いろんな人と繋がることが出来ますよね。世界の舞台でうちのパックに活躍してもらいたい。そのために、いま頑張っているところです。

 プロダクトが名刺代わりになるというか、うちの商品があるから僕らの存在価値があるという感じですかね。

———『RUSH UT』はさっそくUTMFやSTY、阿蘇ラウンドトレイルでランナーに活用されていました。UTMF会場のパーゴワークスのブースでは数量限定で販売もされていて、海外からの参加者が「すぐに使いたい」と購入していましね。これからシーズンが本格的に始まり、ユーザーも増えていきます。 

斎藤:そう。ユーザーの声をダイレクトに聞くために、ユーザー専用のFBグループページをつくりました。そこにはRUSH UTの使い方やレースレポートなど、いろんな意見が集まってきます。ときには耳の痛い意見もありますが、これらは製品の改善にも繋がりますし、何より僕らの大きなモチベーションになっています。まだまだこれから、RUSH UTは面白くなると思いますよ。

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PaaGo Works

●RUSH UT 特設サイト
https://www.paagoworks.com/rush-ut-user/

●RUSH UT MANUAL
https://www.paagoworks.com/rush-ut-manual/

 

Photo:Takuhiro Ogawa
Interview&Text:Yumiko Chiba