『山物語を紡ぐ人びと』vol.38〜西村広和 / ランナーとしての第二章をはじめたい
昨年末、伊豆トレイルジャーニーで2度目の優勝を果たした西村広和。実は2022年夏から続く故障と怪我で、かつてない不安を抱えていた。とりわけ昨年9月、信越五岳トレイルランニングレース序盤でのリタイアは大きなショックだった。ずっと「楽しく走ることで結果がついてきた」が、いよいよ自分の身体、トレイルランとの向き合い方を変えるべきなのか、それとも、このままでいいのか。「第二章をはじめたい」と西村は願う。
昨年末、伊豆トレイルジャーニーで2度目の優勝を果たした西村広和。実は2022年夏から続く故障と怪我で、かつてない不安を抱えていた。とりわけ昨年9月、信越五岳トレイルランニングレース序盤でのリタイアは大きなショックだった。ずっと「楽しく走ることで結果がついてきた」が、いよいよ自分の身体、トレイルランとの向き合い方を変えるべきなのか、それとも、このままでいいのか。「第二章をはじめたい」と西村は願う。
日本で最も過酷といわれる山岳レース「トランス・ジャパンアルプス・レース(TJAR)」に2010年の初出場で初優勝した望月将悟。その後、4連覇達成、大会記録の樹立、水以外の補給を行わない「無補給」での完走を成し遂げ、長年 …
南アルプスや奥秩父山塊、御坂山地に囲まれた山梨県甲府市。1985年にこの地で創業したエルクは、山梨のアウトドアシーンを40年近く牽引してきた老舗ショップだ。 オーナーの柳澤仁さんは国内外のフィールドで登山や釣り、トレイル…
「一体どこまでこのハイペースで突き進んでいくのだろう……」 荒天により2日間で中止になった2021年大会から一年。再び「トランス・ジャパンアルプス・レース(以下・TJAR)」のスタートラインに立った土井陵は、前回を上回る…
極めて個人的な挑戦を記録に残すことの意味、それを意識しているアスリートはどれくらいいるのだろうか。新型コロナウイルスの影響が拡大する2020年から今年にかけて、アスリートたちは各地でさまざまなプライベートチャレンジを行っ…
2020年11月。コロナで多くの国際大会が中止となる中、プロマウンテンアスリートの山本健一は「10年間温めてきたあの挑戦をしよう!」と決心する。地元山梨県の山々を繋いで一周する「甲斐国ロングトレイル336km」の旅だ。 …